飲食店で素敵な店長になるために本を読もう

思っている以上に大変な仕事。それは飲食店の店長。店を預かり、そして、従業員たちの生活も預かっている立場にあるプレッシャーの毎日。その負荷を軽減させる、又は取り除くことは出来ていますか?狭い自分の視野だけで解決しようと行き詰った時は読書が手助けになりますよ!

店長に読んでもらいたい!読んだら忘れない読書術の感想とレビュー!

毎日に埋もれてしまう店長に向けて

私は中古車販売の営業をしておりますが、20代の時に少しだけ、飲食店の店長をしていた時期がありました。 

その時は今以上に知識も常識も経験もなく、人の上に立つ人間ではなかったのですが、人当たりだけは良かったため周りからの推薦で店長に就任。

 

・・・そこからモチベーションの維持が大変でした。何せやることは毎日同じことの繰り返し。 多少忙しいふりをして、毎日に追われるふりをしながらやっていたなぁ。

仕事を変えて、今様ながらに思うことはもっと本を読んでおけば良かったと感じます。

 

 

なぜ、本を読まねばならないのか?

昔は、作業スピードの効率化が得意だったことで、なんでも出来るような気になっていました。 30手前の勘違い野郎が何を言っているんだ・・・と思い出すたび恥ずかしくなる今日この頃です(苦笑) 

 

 

店長に限らず、知識の幅は多ければ多い方が良い。 特に現場では、クレームなどの緊急を要する出来事が起こり得る場所なので、先人たちの知恵を拝借しながら、色々なことを想定して準備が出来ていると安心です。・・・というか店のトップなんだから、このくらいはしておかないとマズいよね。

関係のないビジネス書を読んでいても、結構ポイントポイントで現場に使うことのできる著者の知識が詰まっています。

 

私、個人としては、形式的なクレーム対応の練習をするならば、集合するまでの移動時間・研修中の時間に本を読んでいた方が効果的なのではないかと。 クレームの仕方なんて、所詮十人十色。 型なんてないのだから。

 

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このほかにも、さまざまな人が働いているので、

「年上の部下に対する接し方」

「従業員同士のいざこざ」

「なまけ癖の店員の対応」

 

など、キリがない。 

 

店を経営していくうえで、自分の引き出しにある知識だけでは対応できないことは多数あります。 その時に自分の身となり、肉となるような勉強(読書)をしておけば、何らかの対応ができるかもしれません。 

これをめんどくさがるか、日々準備しておくかでは、部下たちの信頼感も変わってくることでしょう。 いざというときに頼りにならない店長には誰も付いてこない。そうならないためにも、読書はしておきましょう。

 

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☆樺沢紫苑さんの「読んだら忘れない読書術」 

・・・昔、ためになる本を読んだけど何も思い出せない。 と言う方には是非、読んでいただきたい一冊です。

 

 

 

自分の中の知識だけでは、限界があると感じたことはありますか?

恵まれた環境の日本人として生まれたからには、一生学びをしながら生きていきたい!と思いませんか? 思わないと思った店長は、これから人の上に立つことが難しいかもしれませんね。

 

色々と突発的なことが起こるお店ですが、毎日を平凡に生きていたら、学べることは少ないと思います。 

それはなぜかというと、日々の営業の中では、面白いアイデアをあまり必要としていないことが多いからです。 どういうことかというと、良い飲食店という「型」は、ある程度決まっています。

 

「料理の出るスピード・マニュアル通りの調理方法」

「気持ちのいい挨拶、返事」

「熱いものは熱く、冷たいものは冷たい、美味しい料理」

「清潔な店内・身だしなみ」

 

簡単な例を挙げると、ここさえしっかりやっていれば顧客満足度は高くなるハズです・・・なのに、出来ない店が多い。 

 

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出来ない理由の一つとして、自分の経験、体験からしか物事を判断できないため、解決策が見当たらない。 自分の分身を育てようとしても、なかなか難しいのは当たり前です。人によって能力や性格が違うのですから。

 

解決策や判断するための選択肢というのは多ければ多いほどいいのです。 人間は、思いつかないことを行動することはできない。当たり前ですね。 

 

私が読んでいて面白いな!と思ったところは、読んだら忘れない読書術の前の章の、

「なぜ読書は必要なのか?読書で得られる8つのこと」

について勉強になりました。

 

もし、アナタが会社の待遇に不満を持っていたら、1章の6番目

「読書はアナタの人生をも変えてくれる」

を読んでみて下さい。 

話を省略して伝えると、

「グダグダ飲み会で愚痴を言っている暇があったら、自分が変われ!」

と優しい口調で述べております。

 

 

「お金というのは、その人が行う労働の価値に見合った額が支払われます。つまり、自分が今と同じ人間でいる限り、収入が飛躍的に上がることはあり得ない」(P63)

 

愚痴ばかり言う人はこれを聞くと「ギクッ!」としてしまうのではないでしょうか?自分が悪いわけではない、会社が悪いんだ! と思っていたら、人として成長せずに年老いていき、最終的にも会社から惜しまれることもなく引退。 やりがいのない仕事にため息をつく毎日にならないように、自己成長につながる読書をしておくべき。

 

そこに気づくか気づかないか? そして、気づいたときに行動できるかで、今後のすべてが変わります。 飲食業は給与が低くて大変・・・と思う前に、やることはあるハズ。