飲食店で素敵な店長になるために本を読もう

思っている以上に大変な仕事。それは飲食店の店長。店を預かり、そして、従業員たちの生活も預かっている立場にあるプレッシャーの毎日。その負荷を軽減させる、又は取り除くことは出来ていますか?狭い自分の視野だけで解決しようと行き詰った時は読書が手助けになりますよ!

「君にはもうそんなことをしている時間は残されていない」の感想・レビュー!

時間は有限・・・常に意識していますか? 

 

仕事に生きがいを見つけている人の多くは限られた時間の中で、最善を尽くす。 そのことを常に高いレベルで考えている方が多いです。 そして

「なぜそこまでするのか?」

といった疑問も湧きますが、そこは好きなこと(仕事)をするためにほかなりません。毎日が同じ業務の店長は仕事が好き・・・とまではいかないかもしれませんが、時間は大切です。 もし、仕事が嫌な場合はそれこそ最善を尽くし、早く帰れる術を身に付けて下さい。

 

本日、紹介したい書籍は

☆君にはもうそんなことをしている時間は残されていない/千田琢哉(著)

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人と付き合うのが苦手なアナタのヒントになるかもしれません。 内容は非常に簡潔ですぐに読めてしまいます。フラッと立ち読みでもして下さいね!

 

 

最初の一行にこの本の言いたいことがわかります

本を探すとき、ペラペラとめくりながら読みたい本を探すのですが、まず最初にこれを見て買おうと決めました。

「1分の遅刻は、相手の命を軽く見た証拠」(5頁)

本書の千田さんが言うには、遅刻には2種類のものがあるそうです。 それは1分の遅刻と、1時間の遅刻。 

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そして、その2つを比べた結果、どちらが嫌われる人かというと「1分遅刻」の人。1時間も遅刻するということは、交通事情などでやむを得ないことが多いのに対し、1分の遅刻は相手を軽く見た証拠であると述べております。

何も、1分遅刻しそうな時に、わざと1時間遅刻して電車の遅延などの嘘をつくことがいいと申しておりません・・・そんな人は「人」として終わっていますので、これからも嘘で塗り固めた人生を送ることになるのでしょうけどね。

 

長い人生、遅刻をすることは仕方がないと思いますし、私もしてしまったことは数多くあります。 起きた瞬間に何か違和感を感じ、急いで時計を見る。その瞬間、その場で死んでしまいたい・・・と思うと同時に、家をかけづり回って支度をする。 

今まで築き上げた信頼はその場で崩れることは覚悟しておりましたが、その後の対応を評価されなんとか最悪の事態は避けられました。 懐かしい思い出しなくない記憶です(苦笑)

 

 

仕事もスポーツも人との相性も向き、不向きがある

最後に、ちょっと読んでいて私も少し昔の人間なのか・・・と思い知らされた内容の一つに

「3年我慢できないのはダメ人間」というのは、都市伝説と同じで根も葉もない噂に過ぎない。(153頁)

 

よく定職についたら、石の上にも三年。ということわざ通り、せめてそのくらいはやれ!と言われていますし、私もそう思っていました。

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本書では長い年月をやっていれば確かに得るものはある。 ただし、それはその会社のサラリーマンとしてのことであって、一年で辞めても

「人はどこかで何かをやって生きている限り、必ず得るものはある」(153頁)

 

と述べております。 仕事も恋愛もタイプの子(好きな仕事)だったら多くを許せるけど、全くタイプではない子を好きになるには、よほどの大逆転がない限りあり得ない。

 

だったら辞めて、好きな仕事に打ち込め! ということです。仕事に何を求めるか? 本当に本当に嫌だったらすぐに辞めてしまえばいい。そう思うと心がフッと軽くなりませんか? 

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多くの人をまとめながらやる仕事は大変です。時には肩の力を抜いて、リラックスしていきましょう。

 

店長に読んでもらいたい!捨てるべき40の「悪い」習慣の感想・レビュー!

悪い習慣・・・考えたことあります?

今日も仕事頑張りましたか? やるときはやる、やらないときはやらない。思い通りにならない人間関係にストレスを溜めすぎないで下さいね! 

 

何事もはかどらないときは、スパッとやめればいいんです。 ダラダラやるなら、今日は帰ってすぐ寝て、明日の朝早くに出社して頑張りましょう。 時間の調整は店長なんだから、少しくらいは出来るでしょ! ・・・とこれは持論ですので、本題にいきましょうか。

 

本日紹介したい書籍は

☆1つずつ自分を変えていく「捨てるべき40の悪い習慣」/午堂登紀雄(著)☆

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大切なものだけを残す生き方。 40項目ある中で、心に響いた2つをこれから紹介します。

 

愚痴や弱音が多い人は見ておくべき

大変、忙しい、周りはバカばっか・・・色々と愚痴や弱音を吐く人って多くないですか? そんな人と飲みにいったら最後。 アナタは愚痴を聞いて、ストレスを溜める結果となるでしょう。

言い方は悪いですが、馬鹿と飲みに行っても何も進展しないんですよ。しかも、そうゆう人ほど飲みに行くのが好きだったりしますからタチが悪い。 

 

私の個人的な意見としては、マイナスのことしか言わない人とは出来るだけ交流したくないと思っています。 そう思っている中でのこの一言がウケました(笑)

 

「ウチの社長はバカだ」という人には、「そのバカ社長に使われているあなたは、さらにどうしようもないバカですね」とツッコミを入れてみましょう。(31頁)

 

笑えませんか?

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上司の愚痴を言っている人に言ってあげたい(笑) そもそも愚痴を言うくらいなら、直接意見を言ったらいいんですよ。 もしそれが言えないのであれば、上司が正しい。 傍から見てると、勝ち目がないから意見しないんですよ。 喧嘩しろって言ってるわけじゃないですよ。 論理的に意見してみて、向こうが悪いのであれば直しててくれるかもしれないじゃない?

陰で文句を言う暇あったら、意見するか、自分が変われと言うこと。 愚痴ばっかり言う奴の話が一番疲れるよね。

 

昔のように絶対君主の前で、意見をしたら殺される・・・という時代じゃないんだから、意見があったら言うべきだよね。

 

 

本を読むことは大切。 だけど・・・

この本もそうなのですが、自己啓発書は勉強になる一面、とらえ方によっては悪影響もある。 その理由は

 

「読書とは、著者の思考をなぞっているだけだ。と書いた通り、ただ字画を追っているだけで、自分の頭で考えないからです。」(92頁)

 

他人の思考をなぞるだけでは思考が停止するということ。 だから、本を読んで勉強したつもりになって、頭が良くなったと勘違いする。 結果、どうゆうことが起こるかというと、何も変わっていないんです。行動が。

 

最近の良い本の傾向として

「読書も気を付けなければ「確認読書」になってしまいます。 自分が納得できるところを再確認する。自分の考えと同じ主張を見つけて安心する。自分が思っていることを著者が代弁してくれて満足する。」(93頁)

 

こうなることが一番怖い。 もし、自己啓発書を趣味で読みたいのであれば、否定はしないです。 それは趣味ですから、ランニングやグルメ、ショッピング・・・などと同じですから。

 

ただ、もし、自分が少しでも変わりたいと思うのであれば、他人の思考をなぞっているだけでは意味がありません。 読書の時間が全くの無駄になります。 そんな暇があれば、政治経済の動向をチェックして、色々な人と会話できるようにヤフーニュースでも見ていた方が役に立つことでしょう。

 

 

変わりたいと思うのであれば、行動するのみ!

この本すべて取り入れる必要はないと思いますが、取捨選択して行動を起こせば何か変われるようになると思います。

そして、いずれは自己啓発書を卒業して、自分のやりたいことの専門書を読むようになればいいですね! 

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店長に読んでもらいたい!田中角栄・相手の心をつかむの感想・レビュー!

一国の主であります、お店の店長!!

飲食店、アパレル、スーパーなど、お店には必ず店長がいます。 店長はその店で一番偉い存在。

その権力を傘に着て

「なまける人」

もいれば、

「立場に関係なく頑張る人」

「人を使いこなすことが出来ずに悩む人」

このような方も多いかと思います。

 

店長になると、業務より人の使いこなしに悩むことが多いのではないでしょうか? もし、そこに悩むことがなければ、店長としてこれほど楽なことはございません。 

たまに、KYな人もいるので、そのような天然の方も店長向きなのかな・・・細かいことを気にし過ぎるのもよくはないですよ。

 

そんな中で勧めたいのが

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田中角栄・相手の心をつかむ「人たらし」金銭哲学/向谷匡史

・・・人の心の掴み方のヒントがここにあるかもしれません♪

 

 

規模は違うが学べることは多数ある!

何も比べようとは思っていません。その理由は没してもなお人気が高い64,65代総理大臣・田中角栄。 人を惹きつける話し方、議員立法を100以上成立させる行動力、心をつかむ気配り等々。 一般人に日本一だったカリスマ性は真似できませんが、勉強になることは数多くあります。

 

本のタイトルに金銭哲学とあるのですが、金を使うにも信用がないと相手を取り込めません。知らない人から、いきなり10万円渡されたって、喜ぶというより疑いのほうが強まりますよね。 

なにが言いたいかというと、角栄は金も使っていたが、それ以上に人として信用を築きあげていたということ。お金は見えるが、信用は実体がない。だからこそ、信頼を得る為に日々、努力を重ねていたのですね。

 

「信用とは、約束を徹底して守ることだ。約束の一つひとつを守り、それが積み重なった先に、「あの人のいうことなら大丈夫」という全幅の信頼が置かれるのだ」(P34)

 

店でも、約束をしたのなら、それを必ず守るべき。一度でも破ったならば、信頼関係が崩れるかもしれません。言い訳はいりません。

 

 

やるときはやる。やらないときはやらない。

上からの命令でやらなくてもいいことを、やらされることもあるでしょう。しかし企業というのは、どこか非効率は部分を持っているもの。規模が大きければ大きいほど、100%効率的なシステムというのはありません。 

だから、決められていることはやる。どーしても意味のないことだったらやらない・・・グダグダ悩む暇があったらこれでいいのではないでしょうか?

 

 

それと、作中で

「蛇の生殺しはするな!」(P40)

とあるのですが、出来そうもないことだったらキッパリと断ること! 変な期待を持たせて、断るのは最低です。もし、アナタが仕事の出来る男だったら、告白されることもあるでしょう。

立場上、断ることにしたくても今後の仕事に支障が出る・・・そんなことを思っていると相手に失礼です。 無理な場合はキッパリと断る。 そうすることで、相手も次に行ける。変に期待を持たせるな! 恋愛に限らず、期待を持たせてから断ることは一番、相手が辛い思いをしますよ。

 

いい店を作るには、気持ちよく走らせてやれ! 

 最後になりますが、田中角栄は官僚のことを「サラブレッド」に例えています。騎手は自分で走るわけではなく、実際に走るのはサラブレッド。

そして、勝負に勝つためには

「馬の能力を引き出す」

ことが大切です。 気持ちよく走ってもらわないと能力を発揮できない。言いたいことはわかりますよね。忙しい時に騎手がカリカリしていては、馬は気持ちよく走ることが出来ません。

「器の小さい男」

とレッテルを貼られる前に、いかに気持ちよく走ってもらえるかを考えていきましょう。 

 

 

個人的にすごく楽しめた一冊。時間を見つけて読んでみて下さいね!

 

 

 

店長に読んでもらいたい!読んだら忘れない読書術の感想とレビュー!

毎日に埋もれてしまう店長に向けて

私は中古車販売の営業をしておりますが、20代の時に少しだけ、飲食店の店長をしていた時期がありました。 

その時は今以上に知識も常識も経験もなく、人の上に立つ人間ではなかったのですが、人当たりだけは良かったため周りからの推薦で店長に就任。

 

・・・そこからモチベーションの維持が大変でした。何せやることは毎日同じことの繰り返し。 多少忙しいふりをして、毎日に追われるふりをしながらやっていたなぁ。

仕事を変えて、今様ながらに思うことはもっと本を読んでおけば良かったと感じます。

 

 

なぜ、本を読まねばならないのか?

昔は、作業スピードの効率化が得意だったことで、なんでも出来るような気になっていました。 30手前の勘違い野郎が何を言っているんだ・・・と思い出すたび恥ずかしくなる今日この頃です(苦笑) 

 

 

店長に限らず、知識の幅は多ければ多い方が良い。 特に現場では、クレームなどの緊急を要する出来事が起こり得る場所なので、先人たちの知恵を拝借しながら、色々なことを想定して準備が出来ていると安心です。・・・というか店のトップなんだから、このくらいはしておかないとマズいよね。

関係のないビジネス書を読んでいても、結構ポイントポイントで現場に使うことのできる著者の知識が詰まっています。

 

私、個人としては、形式的なクレーム対応の練習をするならば、集合するまでの移動時間・研修中の時間に本を読んでいた方が効果的なのではないかと。 クレームの仕方なんて、所詮十人十色。 型なんてないのだから。

 

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このほかにも、さまざまな人が働いているので、

「年上の部下に対する接し方」

「従業員同士のいざこざ」

「なまけ癖の店員の対応」

 

など、キリがない。 

 

店を経営していくうえで、自分の引き出しにある知識だけでは対応できないことは多数あります。 その時に自分の身となり、肉となるような勉強(読書)をしておけば、何らかの対応ができるかもしれません。 

これをめんどくさがるか、日々準備しておくかでは、部下たちの信頼感も変わってくることでしょう。 いざというときに頼りにならない店長には誰も付いてこない。そうならないためにも、読書はしておきましょう。

 

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☆樺沢紫苑さんの「読んだら忘れない読書術」 

・・・昔、ためになる本を読んだけど何も思い出せない。 と言う方には是非、読んでいただきたい一冊です。

 

 

 

自分の中の知識だけでは、限界があると感じたことはありますか?

恵まれた環境の日本人として生まれたからには、一生学びをしながら生きていきたい!と思いませんか? 思わないと思った店長は、これから人の上に立つことが難しいかもしれませんね。

 

色々と突発的なことが起こるお店ですが、毎日を平凡に生きていたら、学べることは少ないと思います。 

それはなぜかというと、日々の営業の中では、面白いアイデアをあまり必要としていないことが多いからです。 どういうことかというと、良い飲食店という「型」は、ある程度決まっています。

 

「料理の出るスピード・マニュアル通りの調理方法」

「気持ちのいい挨拶、返事」

「熱いものは熱く、冷たいものは冷たい、美味しい料理」

「清潔な店内・身だしなみ」

 

簡単な例を挙げると、ここさえしっかりやっていれば顧客満足度は高くなるハズです・・・なのに、出来ない店が多い。 

 

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出来ない理由の一つとして、自分の経験、体験からしか物事を判断できないため、解決策が見当たらない。 自分の分身を育てようとしても、なかなか難しいのは当たり前です。人によって能力や性格が違うのですから。

 

解決策や判断するための選択肢というのは多ければ多いほどいいのです。 人間は、思いつかないことを行動することはできない。当たり前ですね。 

 

私が読んでいて面白いな!と思ったところは、読んだら忘れない読書術の前の章の、

「なぜ読書は必要なのか?読書で得られる8つのこと」

について勉強になりました。

 

もし、アナタが会社の待遇に不満を持っていたら、1章の6番目

「読書はアナタの人生をも変えてくれる」

を読んでみて下さい。 

話を省略して伝えると、

「グダグダ飲み会で愚痴を言っている暇があったら、自分が変われ!」

と優しい口調で述べております。

 

 

「お金というのは、その人が行う労働の価値に見合った額が支払われます。つまり、自分が今と同じ人間でいる限り、収入が飛躍的に上がることはあり得ない」(P63)

 

愚痴ばかり言う人はこれを聞くと「ギクッ!」としてしまうのではないでしょうか?自分が悪いわけではない、会社が悪いんだ! と思っていたら、人として成長せずに年老いていき、最終的にも会社から惜しまれることもなく引退。 やりがいのない仕事にため息をつく毎日にならないように、自己成長につながる読書をしておくべき。

 

そこに気づくか気づかないか? そして、気づいたときに行動できるかで、今後のすべてが変わります。 飲食業は給与が低くて大変・・・と思う前に、やることはあるハズ。